RyoK_LIFE

30歳半ば・私費・妻子(娘1歳)帯同・欧州MBA留学する男の記録

2021年レビュー

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2021.12.30~12.31 まとめ記事

 

年末は何かと予定が重なりバタついた。遅ればせながら12月末の日記。

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海外での年越しは、個人では2009年のシンガポール以来2度目、妻と子供の3人だけで過ごすのは初めて。カトリックの国で過ごす人生初のクリスマス&ニューイヤーズデイは新鮮だった。

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2021.12.30

午前中は勉強。Pre-CourseのAccounting攻略。

個別のrecord、journalまとめ、T-account特にDebit/Creditの分け方の難解さなど、15年前に学部1年生の簿記/会計の授業を思い出しながら回答(当時のテスト風景をなぜか鮮明に覚えてる)。USCPAとろうと思ってやらなかった人間なので、英語でやると勘定科目とかルールとか「あれっ?」って思うことが結構あった。慣れが必要。

残りはFinanceだけ。やっつける前に一度日本語でおさらいする予定。

 

 

午後イチ。MBA同期のYashikaとランチ。スペイン語の同クラ。

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リモートでZoom上でしか話したことなかったから初対面。2歳の姪っ子ちゃんが大好きなので我が子に会いたいというリクエストされた。

ざっくばらんに話した内容をメモ↓

インド・デリー出身の26歳。12月25日に到着。現在はルーミー(Vassanti)と家探し中。ベジタリアン。卵と鶏肉だけ。謙遜、配慮、姿勢等を見て、とても品の良い子だと感じた。おそらく育ちが良い。大学はFinance専攻、Salesとしてスタートアップ入社、Telecom会社でオペレータと営業部隊のマネジメントを経験。若くして責任あるポジションをこなすほど優秀。HECは不合格。IMD合格していたが年齢層の高さとGeneral Managementに(彼女にとって)特化しすぎなと判断してIEを選択。Business Impact Labを選択予定。欧州での就職を目指していて就職状況に応じてExtention module申請して5-6か月プログラム延長する予定。

 

 

その後スタバに移動して妻はスぺ語を勉強。俺は娘と二人でセラーノ通りを散歩。

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あんぱんまんのお菓子ボックスが大活躍で日本から持ってきてよかったー

便利グッズの紹介もいずれやる予定。

 

ディナータイムが始まる午後8時半から、日本食屋での飲み会に参加。

アルゼンチン、ペルー、コロンビア、インド、フィリピン、日本。

日本人の先輩たちの評価が高いWAGARAさんに。

美味しかったしとても懐かしい感じになった(作文苦手なのでここまで)。

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お酒を普段飲まないようにしてるのでたった2本の小瓶で酔ったことは反省。

途中で英語が出てこなくなったり、「あれ、頭と口が分離してる」とか自分でもめちゃくちゃなこと言ってるとわかっていながら話したり。あれはまずかった。

これを機にお酒を積極的に飲まない方向に持っていく可能性あり。何より話した内容を記憶しておきたいし、スイッチオフで脳機能が一気に低下しちゃう感じするし、金もかからないし(スペインの場合は逆かも)。

 

家族以外の人と過ごす年越しイベントはこれにて終了。

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2021.12.31

年末感が全くないが、スペイン・マドリッドでの年越しイベントに参加するため外出。

 

Puerta del solでは夜にカウントダウンが行われる。(TV画面の動画撮ったけど超長いからカット)。そこで我が家は、昼の年越イベントに参加。

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昼12時の数秒前に鐘の音が鳴り始めて、12時ぴったりから12秒(12回)カウントされる。その鐘の音と同時にチョコ(周りの人の真似して12粒のブドウの代替で)を食べました。めっちゃ早い!

 

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あと国営放送局の取材陣にインタビューされた!放映タイミングはわからず確認できなかったけどリクエストに応えて日本語であけましておめでとう!と超大声で叫びました。

 

空気が澄んだ冬空が好き。いい天気で、気持ちよかった。

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夜は妻の手料理とMallorquinaのケーキを食べて大晦日を過ごし、0時からの鐘の音に合わせて12粒の白葡萄を食べて、Cavaワインで乾杯しました。マドリッド恒例の年越し行事をリアルに再現できたので嬉しい。娘がいるので夜のバカ騒ぎの場にはいかず家で過ごしたけど、家の周囲で花火が2時間くらい鳴り止まず大騒ぎするので、全然楽しめます。

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2021年の終わりに今年をレビュー。

 

なんといっても今年は変化の年だった。

2020年に続き、自分に何度も「これでいいんだな?」って問い直し続けて模索し続けてきた1年だった。

 

少し遡り2020年。

MBA準備を本格的に始めたのは5月のGW明けごろ。

出産準備のために浦安に引っ越した後からだった。

パンデミック発生後に完全在宅勤務に移行。結局1年5か月ミッドタウンに通わなかったが、そのおかげで自分と向き合う時間と余裕が持てた。

アセットマネジメント業界で歩んだ金融専門職という10年のキャリアを止めることの機会コストも想像した。

それでもキャリア再考の機会が欲しいという願望が強かったし、

-「留学したい」「世界に出たい」と言うくせに動かない口だけ男からの卒業

-2011年に震災で出来なかった「卒業」がしたい

-目標に向かってガンバる父の姿を娘に見せたい

そんなことも思ってた。

 

妻と結婚前から話し合っていたこの挑戦を本当に実行するよと宣言した。

とにかくやるだけやろうと始めてはみたが、容易いものではなかった。

在宅勤務、運動、受験の同時並行を強行。

これに2020年10月生まれの新生児育児が加わった。

時間の捻出のために睡眠と休憩時間を削りながら、集中力と体力を維持させなければならなかった。結果的にメンタルはちょっとやられてたと思う。振り返れば健康が一番大事(特に睡眠)。

あと物理的に塾に行く勉強法が幼少期から定着していたのでオンラインしか選択肢がない受験対策は正直苦しかった。

家の中にずっといると人と接触する機会はコンビニくらいで、オンラインインタビューですら緊張というか、どう接していいかわからなかった。

投資家って地味な仕事で、普段本当に人と関わらないし、黙っていても情報が入ってきて優しくされるような受け身の環境だったから、エッセイやプレゼンで自分を売り物にする活動は久々すぎて、感覚を取り戻すのが難しかった。

なかなかスコアが出ずダメだった時どうしようという不安や葛藤は常にあった。

人と比べても仕方ないから、俺は俺の限られた時間内で最大限できることをやろう、と当たり前のことを一番大切にして合格までとにかく走り切った。

 

合格をもらってから、資金調達含め今後やらないといけないことを早速やろうとしたけど、ちょっとの間は完全に気が抜けた状態続いた。

緊張の糸が切れて、思い切り体調を崩した。目、歯、肌などいろいろ厄介なことになったけど、どうにか渡航までにリカバリー。再掲するけど健康が第一。

そして日が迫って留学の現実味が増してくると

-2011年の震災後から始まったキャリアの中断

-マーケットを離れる恐怖

-何の意味もない遊びの留学になることへの恐怖

-数年先の将来が見えないことへの不安

など、ネガティブなことを多く考えることもあった。

 

今も恐怖や不安は消えてない。逆に危機感があるからこそ動こうと思える。

本当は弱い人間なんだと思う。だから動いて走って失敗して強くなるしか不安解消の道がないのかもしれないって思ってる。

 

去年末はまさかマドリッドに帰ってこれるとは思ってなかった。

でもちゃんとMBA取ると決めて、スペインに私費家族帯同で来ました。

強引だったけど、勇気持って行動して良かったと今でも思う。

 

2022年はIE Business SchoolでMBA取得の年。

これぞという自分の道を進み始める前の最後の助走期間。

今までにない自分を創る連続的挑戦の期間。

世界で価値を創る人間としての基礎固めと能力証明パスポートの獲得。

家族全員の成長を楽しむ期間。

どう転んだって自分の人生、やりたいことをやって、妻と娘をはじめとした家族と友人と笑っていられればいい。

やばいことになっても、どうにかする。

心の声に従って、よく学び、よく挑戦し、よく遊び、よく笑う年に。