RyoK_LIFE

30歳半ば・私費・妻子(娘1歳)帯同・欧州MBA留学する男の記録

バレンシア旅行紀

この記事をシェアする

2022.1.3〜1.5  バレンシア旅行

f:id:rrkk-0414:20220107171659j:plain

年末年始何もしてあげられず、家族を早く旅に連れ出してあげたいと思っていたので、3日間だけどバレンシアに家族旅行ができて良かった。

 

1/5夜19時にアトーチャ着いた時、心からの"マドリード、ただいま"が出た。

旅って行く先の経験の楽しみもあるけど帰ってきて感じる安心感も醍醐味。

今回がマドリードを起点に動いた初旅だったので、マドリードへの愛着が倍増した。

 

バレンシア基礎情報

f:id:rrkk-0414:20220107171031j:plain

・特徴:イベリア半島の東側に位置するスペイン第三の都市。地中海に面しており穏やかな気候。歴史、伝統、近代建築が共存する豊かな文化がある。

・人口:約80万人。1年のうち300日以太陽が照らす街というだけあって開放的でフレンドリーな人が多い。

・言語: 国家公用語スペイン語バレンシア州自治公用語バレンシア語の両方を扱う。市内はバレンシア語よりスペイン語の方が多い(印象)。

・見所: 世界遺産がある様に古い伝統的建築物と観光産業の強化の一環で造られた近代的な建造物とエンタメエリア。ゴシック建築バロック建築の歴史的建築物、ハルディン・デ・トゥリアという街を取り囲む大きな公園(1957年の洪水の後に整備されたトゥリア川跡)など見どころが多い。

・イベント: バレンシアの有名なお祭りは3月の“ラス・ファヤス”という火祭り。

Wikipediaから引用した歴史の要点は末尾に記載。

 

マドリードから片道2時間弱で着く、地中海都市。観光地として非常にコンパクトで回りやすい。主要ポイントは3日あれば十分に見れる広さ。1月で最低気温10度前後、日中は15〜16度前後。マドリードより暖かくて乾燥しすぎないので気持ちよく過ごせる。地中海沿いの街はいつだって夏を意識させる雰囲気を持っている。夏に来たら気持ち良さは倍増なんだろうなぁ。

 

以下、日記。

*

2022.1.3 

眠い目を擦り朝5:50発の市営バスに乗り、Atocha駅へ。6:45発のAVEに乗車。

娘は動物園に行く前に予習。

f:id:rrkk-0414:20220107171210j:plain

8:38着。あっという間にValencia Joaquin Sorolla駅。街中にあるNord駅と違って華やかではないしちょっと中心街から離れたところにある。

f:id:rrkk-0414:20220107171342j:plain

飛行機は搭乗時間は1時間だけど、空港から都市部への移動の手間と時間を考慮したらほぼ同等と思っていい。値段はほぼ同じ。だからAVEが良策!

 

バレンシア

f:id:rrkk-0414:20220107171421j:plain

まずは駅にある無人自販機で、事前予約したTourist Card for 72hrsを発行。

これでバス移動タダ、美術館やモニュメントの入場料割引(場所によるが10~30~50%OFFのイメージ)。

f:id:rrkk-0414:20220107171518j:plainf:id:rrkk-0414:20220107171611j:plain

街並みは素敵。バレンシア・オレンジの木が至る所に植えてある。時々レモンの木もある。まだ郊外しか歩いていないからわからないけど、マドリードよりも確かに所得低そうでのどかな印象。

 

Desayunadoを食べるためcafetería へ。

椅子に座って右後ろの足が溝にハマっていることに気づかず、豪快に横にこけた。いい思い出。

 

バス移動。おじいちゃんとおばあちゃんに遭遇。おじいちゃんは昨日81歳誕生日。娘と80歳差だねと言うので若いですね!と言いたくて¡Que Joven!と言って笑いとった。気に入ってくれてバス内でも話しかけられ、バレンシアの良さを語ってもらう。科学都市周辺、海沿いのレストラン、バレンシア美術館がおすすめ。

 

マドリードでもバレンシアでも現地の人との会話は半分しか理解できず。英語で話すのは失礼と思って話さず、なんも言えなくなり黙ってしまう。こんな親切で人懐っこい人達にちゃんと話せてあげられないのは申し訳ない。スペイン語頑張らないと。

 

BIOPARC Valencia

https://www.bioparcvalencia.es/

youtu.be

・数字だけ見ると「お?」ってなる値段だけどクオリティを考慮すれば24€でも全然許せる(大人23.80EUR/子供(4〜12歳)18EUR/4歳未満は無料)。水以外は飲食物持ち込み禁止。

・200種類以上の動物が飼育されている。ライオン、カバ、キリン、ワニ、アフリカゾウ、ゴリラ、バッファロー、ミーアキャット、キツネザル、などめちゃくちゃ豊富。 

f:id:rrkk-0414:20220107173011j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173020j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173029j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173038j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107173048j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173059j:plain

・舐めてたけど期待を大きく上回る「人生最高の動物園」レベル。何より動物がのびのびと生活していて、イキイキとした目をしてる。まるで、大自然を散歩していたら野生動物に出会った、という感覚にさせる構造。

・アフリカで生息する動物が目の前に自然な形でいるのでとても新鮮。じっくり見ても2時間程度で終えた。子供連れは特にだけど動物好きには非常に良い。来てよかった!

 

 

Alquería El Brosquil

f:id:rrkk-0414:20220107173804j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173813j:plain

・パエージャはバレンシア発祥。ここはバレンシアで1番美味いパエージャを提供すると言われる店。総合的にバレンシアのご飯は美味いが、ここは超おすすめ。

・我が家は寒いので中の席を案内してもらったが、ミカン畑を目の前にして食事を堪能できる。

・パエージャといえば海鮮というイメージがあるが、バレンシアの人からすれば邪道?本当のパエージャは、うさぎ肉、鴨肉、モロッコいんげん、カタツムリが入るのが一般的。今回出てきたPaella Valenciaにはすべて入っていた。

・他に頼んだ、Polp(タコがめちゃくちゃ美味い)、Escalivada、オレンジのティラミスも感動的な味だった。

f:id:rrkk-0414:20220107173538j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173547j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107173556j:plainf:id:rrkk-0414:20220107173604j:plain

※パエージャの発祥の一説。農作業の合間に畑でつくられた昼ご飯が原型。野原で集めた薪を焚き、鍋をかけて米と周辺にある素材で調理。薪はオレンジの木がベスト。浅い鉄鍋をバレンシア語でパエージャと呼ぶためこの料理はそう呼ばれる。色鮮やかで味がはっきりしてわかりやすい「パエージャ・ミスタ(ミックス・パエージャ)」と呼ばれる鶏肉やシーフードたっぷりのパエージャがスペイン国内だけでなく世界的にも人気。

 

 

Playa de Pinedo

f:id:rrkk-0414:20220107174001j:plain

・貿易港としての入り口から少し離れた場所にある浜辺。正直何もない。

・海岸線を見に行く為に歩いて向かった。寒いので誰も泳いでいるわけもなく、ただの散歩になった。

・レストランから歩道なき道を行くなかで、眼前に広がる田んぼの広さに唖然。目を横にやると遠くのほうに見える市街地は華やか、少し離れた港湾部と郊外はど田舎。

f:id:rrkk-0414:20220107174103j:plainf:id:rrkk-0414:20220107174150j:plain

バレンシア・スペインは稲作が盛んなことがわかった。リサーチしたら、バレンシアはオレンジで有名な場所だが、アラブから持ち込まれたといわれる米の一大産地。

・政府や観光局はイメージ戦略上ではこうゆうリアルな現地の世界ははあまり触れないので、リアルなバレンシアを垣間見た気がした。スペイン経済については別投稿でまとめる予定。

※10年前のシンガポールでもそうだったが、綺麗できらびやかな中心街以外に、郊外のエリアを見れば、その国の正体と戦略が見えたりするので面白い。

 

 

帰路。メルカドーナに寄って水とバナナと牛乳を調達。

普段最寄りスーパーがカルフールだけど、メルカドーナの良さを最近よく感じる。品揃え、品質、価格、店内の雰囲気全てにおいてバランスが良い。

 

ホテルに帰ると移動の疲れが溜まってたので爆睡。

 

*

2021.1.4

バレンシア2日目。今日は中心街に行って、歴史的建造物関連を見てまわる予定。

f:id:rrkk-0414:20220107174354j:plain

まずはバスで移動して降りた先にあった市役所前の広場に。

主要建物には必ずオレンジの木が植えてあるのが印象的。

 

Mercado Central

f:id:rrkk-0414:20220107174446j:plainf:id:rrkk-0414:20220107174505j:plain

バレンシア中央市場。地元民も買いに来る町の中心的市場。「ヨーロッパNo.1の市場」と謳われるバレンシアっ子の誇りらしい。

・観光客向けの市場ではないので午前中(朝7時台~)に開いている。

セントラル・バル(Central Bar)で朝食。ミシュランの星付きシェフ(Ricardo Camarena氏)がプロデュースするタパスバル。リーズナブル・美味い・おしゃれ。列ができるので並んで10分くらいで案内された。特にトルティージャが絶品だった。

f:id:rrkk-0414:20220107174735j:plainf:id:rrkk-0414:20220107174743j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107174757j:plainf:id:rrkk-0414:20220107174806j:plain

 

参考サイトはこちら

valencia-ryugaku.com

 

Torres de Quart(クアルト塔)

・無料。ベビーカーは受付に預けて抱えて最上階まで登った。バレンシア市街を一望。

バレンシアをかつて囲んでいた旧城壁の一部として残る城門。西の塔。明日行くセラーノス塔と似ているが形状は若干異なる。保存状態が良い。

f:id:rrkk-0414:20220107175533j:plainf:id:rrkk-0414:20220107175542j:plain

 

 

Sant Nicolás de Bari y San Pedro Mártir(聖ニコラス教会)

f:id:rrkk-0414:20220107182231j:plainf:id:rrkk-0414:20220107182240j:plain

・目立たないので歩いてて最初はわからなかったけど、中はとても綺麗。

・15世紀のゴシック様式建築の教会の天井一面に描かれた17世紀のフレスコ画で有名。バレンシア内では貴重な華やかさがある教会らしい。以前に過去の保存状態が良くなく汚れやダメージがひどかったので3年かけて修復したらしい。

・Tourist Cardでディスカウントされて12€(6€×2)。

 

 

Plaça de la Mare de Déu

f:id:rrkk-0414:20220107182451j:plainf:id:rrkk-0414:20220107182518j:plain

・噴水のある広場。開けてて気持ちがいい。すぐそばに大聖堂がある。

 

 

La Seu de València(サンタマリア大聖堂)

f:id:rrkk-0414:20220107183159j:plainf:id:rrkk-0414:20220107183559j:plain

世界遺産に登録されている大聖堂。バレンシアで最大かつ最古の教会。一部修復作業中。

・5世紀もの年月(13~18世紀)をかけて建築されたらしく、ゴシック様式、ロマネスク様式、ルネサンス様式、バロック様式、ネオ・クラシック様式など、年代ごとに異なる様式がひとつの建物の中に混在している珍しい建物。

・かつては王室の教会だったそうで国内でも重要な教会の1つだそう。

 

 

オルチャテリア サンタ カタリーナ

f:id:rrkk-0414:20220107184048j:plainf:id:rrkk-0414:20220107184058j:plain

・レイナ広場、カタリーナ教会の真横にある喫茶。

バレンシア名物のオルチャータ+ファルトンを食べたくて来た。Chocolateriaでもあるのでチョコカリエンテ+チュロスも抜群に上手かった。 

 

 

Llotja de la Seda(ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ)

f:id:rrkk-0414:20220107185054j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107185111j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185121j:plain

世界遺産に登録されている歴史的建造物。相当な数の人々の営みがここで行われていたと考えるとものすごいパワースポット感。

・15世紀に建てられた絹の商品取引所。ゴシック様式。敷地面積は建物とその他を含めて2000 m²超らしい。

バレンシアの栄枯盛衰を知る上では欠かせない建物。バレンシアは15世紀にアラゴン連合王国の成長の中で繁栄の最高潮を迎えて、行政・立法・経済の基盤が作られた。貨物量が欧州域内屈指の貿易港として繁栄を続けて、19世紀にはヨーロッパ1の人口を誇る商業都市だった。
・この取引所はいわゆる経済の中心であったが「海の領事の広間」も設けられていた。ほかには「塔」、「柱のサロン」、「オレンジの木の中庭」含めて四つの部分から成り立つ。柱のサロンは当時の主流なやり方と現代的なクレーンを使った建築方式を混合させて作ったらしく、ヒビや隙間が今でも一切ない精巧な作りになってるんだそう。すごい。

・これが無料公開。有料音声ガイドは日本語もある。ただ見ただけではわからないので聞くと勉強になる。

 

 

Museu Nacional de Ceràmica i de les Arts Sumptuàries Gonzàlez Martí

f:id:rrkk-0414:20220107185911j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185919j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185928j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185946j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185938j:plainf:id:rrkk-0414:20220107185956j:plain

・「ゴンサーレス・マルティ国立陶器・装飾芸術博物館」。

・もとは15世紀に建設されたドス・アグアス侯爵の宮殿だった。改装されてバレンシアを中心に集められた陶器や家具などの装飾芸術品の博物館になっている。

・超貴重な品々が眠っている。展示品もすごいけど宮殿内が綺麗なのでじっくり鑑賞できる。これでディスカウント後に3€(1.5€×2)。

 

 

Mercat de Colón(コロン市場)

f:id:rrkk-0414:20220107190425j:plainf:id:rrkk-0414:20220107190433j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107190443j:plain

・広い。中央市場みたいなマーケットは地下に少しあるだけで、どちらかと言うと飲み屋が集まった場所。開放的で超たくさんの人が集まれる賑やかな場。

 

 

行きたかったけど空いてなかった店。今度行きたい。

Marisquería Civera https://goo.gl/maps/SCdpWpGyWVFNNzsb6

El Celler del Tossal  https://goo.gl/maps/pTBrxmRh6Kr4wKjf8

 

 

2021.1.5

バレンシア3日目。

昨日は歩き疲れたけど美味しい食べ物食べて今日も楽しむ。

 

Museu de Belles Arts de València(バレンシア美術館)

・無料公開は素晴らしい。さすが芸術の国スペイン。

バロック様式の建物。絵画がメインだけど彫刻作品も多く展示されている。

・スペインを代表する画家のベラスケス、ゴヤエル・グレコアロンソ・カノ、ホアキン・ソロヤなどの作品がめっちゃ貴重。個人的にはアンソニー・ヴァン・ダイクのタッチやGaspar Peeter Verbruggenの花の描き方がとても好きだった。

・学が無いので稚拙な表現になってしまうけど、光の描き方が表現力を物語るうえで大事なんじゃないかと思った。写真もカメラもない時代の昔の画家達って相当目が良かったんだなと思う。色の識別、それを再現する描写力が高い。すごい。美術も勉強しよ。

f:id:rrkk-0414:20220107192246j:plainf:id:rrkk-0414:20220107192303j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107192254j:plainf:id:rrkk-0414:20220107192322j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107192312j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107192333j:plainf:id:rrkk-0414:20220107192341j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107192350j:plainf:id:rrkk-0414:20220107192359j:plain

 

 

Porta de Serrans(セラーノスの塔)

・昨日行ったクアルトの塔は丸い形状だったのに対して、こちらは角ばったデザイン。屋上まで上がって、バレンシアを一望。

f:id:rrkk-0414:20220107193041j:plain

f:id:rrkk-0414:20220107193049j:plainf:id:rrkk-0414:20220107193057j:plain

 

 

Restaurant Ferro

f:id:rrkk-0414:20220107193729j:plainf:id:rrkk-0414:20220107193737j:plain

・ここは有名かどうかはしらないけどGOOD。ついに食べれたスープたっぷり海鮮パエージャ。ダシが効いたやつを食べたかった。個人的には肉パエージャが好きだが、海鮮もやっぱりめちゃくちゃ旨い。CartaにはArroz melosoとしか書かれていないけど、クリーミータイプはもう食べたからLiquidなものが欲しいとリクエストしたら作ってくれた。

・あとバレンシア原産のトマトをふんだんに使ったサラダ。トマトが甘味あって、いくらでも食える。

 

 

Oceanogràficオセアノグラフィック

f:id:rrkk-0414:20220107195015j:plainf:id:rrkk-0414:20220107195022j:plain

シンガポールのマリーナベイを想起させる芸術科学都市エリアにあるヨーロッパ最大の水族館の1つ。

・ちょっと遠かったのでタクシーで移動したけど目の前にバス停があるので市内バス移動がいいと思う。

・価格は大人 : 29.7、子供(4〜12歳) : 22.3、4歳未満 : 無料。TOURIST CARD提示で15%OFF。それでもチケットは高め。

・チケット売り場のおばさんは感じ悪かったー4時間かかるぞ?閉園まで2時間しかないけど?と言ってチケット販売拒否しようとする。1分でも早く入りたいのに大きなお世話だと心のなかで突っぱねて笑顔でチケット購入。

・感想としては、結構でかいけど結果1時間半で全て見終えたのでコンパクトで回りやすい水族館という印象。

・500種類以上の生物が飼育されているだけあって新鮮だった。北極のシロイルカが3匹もいて珍しい(動画が載せられなくて残念)。サメ推しが強めなのと、イルカショーは頑張ってた感じ。

・初日のBioparcの時も思ったけど、園内は野生動物独特のあの匂いが全くしない。逆に怖い。どうやってるのか気になった。

 

 

 

これにて観光は終了。だいたい行きたかったところは制覇。

マドリードからも近いし、またパエージャ食べたくなったら来ようと思う。

駅に向かう道でテンション最高潮の娘がバレンシアの町で叫びまくってた(動画載せられず残念)。

AVEに乗ってマドリードに帰る。

f:id:rrkk-0414:20220107195228j:plain

 

 

タクシーは気を付けなくてはいけないと改めて思った。

雨が降っていたのでアトーチャからタクシーで帰ったが、大きな間違いだった。

タクシーを利用するときは、UBERの様に道を指定するか、運転手に確りと最短距離で向かう道を走る様に、と伝えた方が良い。さもないとGoogleマップの案内通りに車を走らせて、遠回りされて、倍の値段を払うことになる。

運転手は悪気はないのか知らないが、最短ルート検索にしていない可能性がある(わざと)。許すまじき行為。車を走らせる前に、しっかりと言うこと言わないと痛い目に遭う。

 

娘が歩き始めてから~、海外来てから~、など結構初づくしの家族旅行だったので緊張したけど慣れた。いろいろと学びの多い旅行になりリフレッシュ出来てよかった。

 

*

バレンシアの歴史の要点(出典:Wikipedia

古代ではイベリア人の異なる部族が定住。フェニキア人、古代ギリシャ人、カルタゴ人と海上貿易。紀元前202年「第二次ポエニ戦争」でローマが勝利。7世紀もの間、ローマ支配が続いた。中世の8~13世紀まではイスラム教徒が支配。灌漑システムを拡張し始めて都市に成長。レコンキスタ(1232~1245年)でアラゴン王ハイメ1世(キリスト教勢力)がバランシヤ王国やデニア王国を征服して、アラゴン連合王国の構成国としてバレンシア王国が築かれた。レコンキスタ後に残留したイスラム教徒のムデハルが人口の大多数を占めたがアラゴン連合王国への併合後は主としてカタルーニャ人とアラゴン人が入植。15世紀のアラゴン連合王国の地中海遠征がもとでバレンシアは社会的・経済的に黄金の世紀を迎えた。1479年のアラゴンカスティーリャ同君連合成立によって、その繁栄は最高潮に。近代に入りやや衰退を始めた。1518年にスペイン王カルロス1世が即位。ヘルマニア反乱、カスティーリャ人のバレンシア副王・官僚に対する農民反乱などの重要な社会的対立が起きた。またアメリカ大陸発見により貿易の中心が大西洋になりバレンシアの比重は減少。1609年のモリスコ追放によりバレンシアは人口の1/3を失った。18世紀初頭。スペイン継承戦争バレンシアオーストリアハプスブルク家(カール大公)側について戦ったが、ブルボン家(アンジュー公フィリップ)が勝利。即位したフェリペ5世は1707年に新国家基本法を布告してバレンシアの全ての自治権を剥奪してスペイン王国の一部に。現代に入り、19世紀にはワイン用ブドウ、コメ、オレンジ、アーモンドの栽培が盛んとなり農地が拡張された。工業化は不完全で遅れていた。1833年11月、スペイン国土区分令によりかつてのバレンシア王国バレンシア県、アリカンテ県、カステリョン県に三分割された。1978年に憲法で新たな地方行政区分として自治州の設置が認められ、1982年にバレンシア自治州憲章が制定され、バレンシア県・アリカンテ県・カステリョン県の3県からなるバレンシア州が発足。